50代独身男性は不幸なのか?!

Googleで「50代独身男性」と検索すると、オートコンプリートには「悲惨」「変わり者」「気持ち悪い」「幼稚」……そんなネガティブな言葉が並びます。
多様性が叫ばれる時代ですが、その配慮はLGBTQや女性などに向けられる一方で、「おっさん」に対しては少々無遠慮であるようです。

満員電車で汗をかき、シャツにシミができただけで「気持ち悪い」と囁かれる。――そんな視線に怯えることもあるでしょう。世間は「おっさん」に厳しく、辛くあたっても許される空気があるのです。

さらに「50代独身男性」と検索すれば、ずらりと並ぶのは結婚相談所の広告。そこには「一刻も早く結婚しないと不幸にまっしぐらですよ」と厳しく迫るやり手の女性所長の言葉が並びます。あたかも結婚しなければ幸福になれないと断罪されているかのようです。

ちょっと待ってほしい。
私たちは一生懸命に働き、誠実に生きてきたはずです。結婚はしていない。けれど――それだけで「不幸」と言い切られていいのでしょうか?

私は声を大にして言いたい。
「大丈夫だ。50代独身男性も幸福になれる!」

なぜなら、私自身がそうだからです。私は50代独身男性ですが、幸せであると言えますし、これからも幸福でいられると確信しています。結婚する予定もありません。むしろ、無理に結婚を追い求めないほうが幸福に近づけるとさえ思っています。

そもそも結婚は「幸福のための手段」のひとつに過ぎません。結婚しても不幸になる人もいれば、独身でも幸福を手にしている人もいる。ならば、無理に高額な費用を払って「結婚という賭け」に挑む必要はないのです。

ここで問いかけたい。
――あなたは「幸福」について、どれほど知っていますか?

社会に出て30年、仕事の表も裏も見てきた私たち世代。しかし「幸福とは何か」と問われたとき、即答できる人は少ないのではないでしょうか。

もちろん「ソファに寝転んで、ビール片手にNetflix。これが幸福だよ」という声もあるでしょう。それを否定するつもりはありません。けれど、人生の折り返しを過ぎ、残された元気な20年を考えたとき――それだけで満足できますか?

実は「幸福」について考えるのは、大きな学問体系でもあります。西洋では若いうちから哲学として学びますが、日本では遅れている分野の一つです。
アリストテレスも、ニーチェも、釈迦も孔子も、そしてドストエフスキーやゲーテも「幸福」を語りました。

彼らが追い求めた「幸福の本質」を知れば、なぜ既婚男性が幸福を得やすいのか、そして独身男性はどのようにすれば幸福に至れるのかも見えてきます。

私は偉そうに「これが幸福の道だ」と説くつもりはありません。ただ、世間から「不幸だ」と見られている同じ立場の人間として、絶対に幸せになってやるという思いで学んできたことを共有したいのです。

このブログは、そのために始めました。
ソファで晩酌する小さな幸福も愛しながら、もう一歩深く、「人生を支える幸福」について一緒に考えていきませんか。

ぜひお付き合いいただけたら嬉しいです。


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